自称アーティストでいいじゃないか

LRでです。

最近ツイッターでちらっとこんな意見を見ました。

「アーティストは自称するものではない。他人から称されて初めてアーティストになる。」

こういう意見ってよくあるというか、たまに微妙に争ってる類のテーマな気がします。

それで、僕は違うと思ってて、自称アーティストでもいいじゃんって思うんですよね。

何でそう感じるかについて理由を書いてみます。

「そもそも何で創作してるの?」

「そもそも、作ってる本人はなんで創作してるのか?」に着目しないと、この話って始まらないと思うんです。

湧きあがる「つくりたい!」って気持ちが抑えきれずに作ってるのか、たくさんの人を笑顔にしたくてやってるのか、有名アーティストになって華やかな世界で生きたくてやってるのか。

これはいわば内発的なトリガー(つくりたいって気持ち)と外発的なトリガー(人から認められたい、お金を稼ぎたいって気持ち)のどこでバランスを取るかって話なんです。

例えば「音楽で最高に有名になってお金も稼ぎたい!」なら、一番音楽を買う層たちに一番共感できる内容を一番聴きやすい形で提供するのが、ビジネスとしてはスタンダードですよね。

これは外発的なトリガーの方に楽曲を合わせていく形です。

逆に「最高の芸術をつくりたい!」って思ってたら、内発的なトリガーを最優先に考えつつ、いかに自分のスタンスそのままで、お金を稼ぐ・人から認められるのような、外発的トリガーと折り合いをつけていくかという話になります。

(そもそも創作そのものが報酬なので、折り合いをつける必要もないかもしれません)

まずそのようなスタンスの違いが、人それぞれであるんですよね。

その上で、

自称「アーティスト」に、何の目的を持たせているか

ってことです。

アーティストと名乗っている人が外発的トリガー寄りの人なら、アーティストと称することでブランディングをしてることになるでしょう。

逆に内発的トリガー寄りの人だったら、自分で自分のことをアーティストということで、自分を発奮させているのかもしれないですし。

もしかしたら「何かアーティストって言っとけばかっこいいなー」ぐらいで、ファッション的に使っている人もいるかもしれないです。

その人が何らかの目的をもって自らをアーティストと称しているのだから、

その人の自由だよねー

って僕は思います。ありきたりな答えになっちゃいますけど笑

「人から称されて初めてアーティストになる」って人の考え方もよく分かります。
やっぱり何かにじみ出てる状態ってありますし。

でも、

「大多数の人に認められて、初めてアーティストになる」

これは僕の視点からはあんまりよく分からないですね。
すごくビジネス的というか、職業としてのアーティストのことを言ってるんだろうなって気がします。

たぶん前提(アーティストの定義)が僕とは違うと思います。

それで、こういう話を考えていて思うのが、

なんでも一概には言えないよね

ってことです。
ラインを引くという行動は本当に勇気がいります。

けっこう、この世にあるものはすべて同根みたいなところがあって、なんでも共通点を見出すことが出来ます。

ではどこに共通点を見出すか?といえば、それは個人の視点なんですよね。

例えば、今僕の目の前にはジブリのジジが描かれたマグカップがありますが、僕の視点から観れば「ジジかわいいなー」とか「魔女の宅急便また見たいなー」とかいう気持ちになります。

でもこれが中世の魔女裁判の本ばかり読んでいる研究者だったら、「ジジだ、黒猫だ」「もしかしてここには魔術的意味があるのではないか」って思ったり、もし陰謀論とか好きな人なら「ジブリに陰謀論的ニュアンスが含まれている」とかまで繋げちゃうかもしれません。

どこを切り取って、どこを繋げるかというのはその人その人の視点であって、その視点を作り出すのはその人がそれまで手にしてきた前提(知識・経験・環境・心理的傾向)などが密接に関わってきます。

政治でいえば、同じニュースを見ても、右寄りの見方と左寄りの見方に分かれる、みたいな話ですよね。

だから、本当に僕が思うのは、「めったに白黒つけれないな」ってことです。
僕自身の過去の反省からも思うけど、人を断罪することってすごくエゴです。

だから、アーティストの件もそうで、「全部人の自由だなー」ってのは踏まえた上で、僕自身は「自称アーティストでもいいじゃん」って思った話でした。

LRでした、おやすみなさい。

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