詩7「希死念慮とアクリル板」

ふとした空白の隙間に希死念慮の存在はやっぱり確認することが出来て、
未だに灰色な真っ黒な虚構の世界の上にアクリル板を敷いて、

そこに色を塗ることをやっている。

塗り潰し続ければいずれ見えなくなるのかと言われれば、
それは下水道のように何時までもそこに横たわり続けるのであって、

濃くて苦々しい絵の具で塗れば、それだけ毒も強くなるし、
薄くて淡いパステルで塗ったら、今度は透き通って見えてしまって。

光を通して広がるヘドロほど悍ましいものはない。
ましてや臭いもせず光景だけが広がる気持ち悪さといったらない。

けれどもそれはそれでバランスが取れていて、何故だか調和していることに、
希死念慮も僕をこの世に縛り付ける一部なのだろうと思う。

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