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2018-02-13

【NAMM2018】Fender American Originalシリーズの指板がなぜ9.5ラジアスなのか

こんにちは。おやすみなさい。
LRです。

2017-2018にかけてFenderも攻めているみたいで、面白いギターの発表やシリーズの刷新が起こっています。

>【NAMM2018】Fenderが新機軸の予感

American DeluxeがAmerican Eliteへ、
American StandardがAmerican Professionalへ。

この辺りはかなり正統進化というか、パワーアップした感じがあるんですよね。

Eliteはそのままよくなって、Professionalは独自のネックシェイプや機能を追加して、かなり高いバランスでサウンドがまとまり、プレイヤビリティも高いと思います。

ただ、American Vintageが変わったAmerican Original!

これがすごく(個人的に)納得がいかない!
そんな話をしてみます。

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7.25ラジアスだからこそのヴィンテージサウンド

これを聞いてください!これを!

7.25ラジアスのヴィンテージフレットだからこそ出る、チョーキング時の音の減衰の仕方を!!(必死)

なんとAmerican Vintageリイシューで採用されていた、古いフェンダーそのままの7.25Rが、American Originalで9.5Rになってしまったんです。

これがとても残念……。

一応参考までに書いておくと、ラジアスというのは、指板の表面の丸みです。
ネックの表面を触ってみたり、ピックアップの視線に立って(?)見てみると、指板が微妙にカーブしているのが分かると思います。

Fenderギターは元々7.25ラジアス(7.25R)という、かなり丸みのある指板でした。
7.25というのはインチのことで、ミリでいうと184mmぐらいのカーブです。

対してレスポールなどギブソンギターは、12Rなど、かなり平たい指板です。
アコギも平たいので、もともとギターは平たいものなのかもしれません。

それで、7.25Rのように丸いと何が起こるかというと、チョーキングをしすぎると丸みの頂点に当たって音が途切れたり、セーハに力がいったりします。

「良いことないじゃん!」

そうなんです。クラシック的に、正確に音を出すという意味では、あんまり良いことありません。

特にヴィンテージフレットみたいな背の低いフレットだと力がいるし、速いパッセージも弾きづらいです。
おまけに音切れ防止のため、弦高も高めにセッティングする場合もあります。良いことがない。

でも一つだけ、すごく良いことがあって、「特別なサウンドが出る」ということです。

そう、

7.25Rはヴィンテージサウンドになる!

ってことです。特に50、60年代系の枯れた音です。

もちろんヴィンテージっぽいサウンドは9.5Rでも出るけれど、やっぱり違うんですよね。

特に、最初に紹介した動画のようにチョーキング時の音のカスレ具合が違うのと、
あとサウンド全体のローエンドハイエンド(輪郭の部分)がどうもしっかり出すぎちゃってる、前に出すぎてる感じがあるんですよね。

トモ藤田さんの動画が分かりやすかったんですが、

実際に弾いてみても、同じような違いを感じます。

スタジオやライブで使う分には使いやすいのは大歓迎だけど、ヴィンテージシリーズで指板変える必要あるかなってのが引っかかっています。

現状7.25Rだと、たぶんフェンジャパ後継のMade in Japan Traditionalしかなくて、それ以上のクオリティが欲しい場合はカスタムショップしか中古しかなくなりそうです。

7.25Rの需要はニッチかもしれないので商業面を考えてのアップデートかもしれないけど、Fenderにはヴィンテージ指板を出してほしいなあ。

ちなみに、Made in Japanのストラトとテレ。

どちらも旧フェンジャパより、ピックアップやパーツ面ではパワーアップしてる感あります。

一方で組み込みの粗さがなさそうなので、音はおとなしく聞こえますね。

(USA&Mexicoは粗くて音が暴れてる感じがあります。ちなみにVanzandtとかBacchusは暴れが弱く、素直に聞こえます。)

んー7.25ラジアス難民……。

LRでした。おやすみなさい。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2018 LR

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